こんにちは!Taroです。
これからBig4でのキャリアを検討している方にとって、実際の働き方や残業時間は気になるところですよね。。
巷では、オフィスに寝袋を敷いている、と言われているとか。。
今回はBig4税理士法人での「繁忙期以外の残業のリアル」について記事を書きたいと思います!
「Big4って激務って聞くけど、本当のところどうなの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、現役スタッフの私がリアルな働き方・残業時間を部署別に徹底解説します!
申告書業務 vs アドバイザリー業務、あなたに合うのはどっち?
繫忙期のリアルな働き方はこちらの記事も参考になります!
あくまでひとつの意見として見ていってください!
この記事でわかること
- Big4税理士法人における部署ごとの繁忙期の違い
- 残業時間の実態(申告書作成業務 vs アドバイザリー業務)
- メリハリのある働き方がしたい人へのおすすめ部署
また、ざっくりとした私の経歴は、過去のブログをご参照ください!
【全体感】Big4税理士法人の働き方は部署で大きく違う
まずざっくり言うと、部署やチームによって繁忙度合いはかなり変わります。
これはBig4税理士法人に限らず、一般事業会社でも同じだと思います。
私個人が思うに、「申告書作成業務をメインとしている部署」と「アドバイザリー業務をメインとしている部署」とで、繁忙度合いが変わってくると思います。
ちなみに、アドバイザリー業務とは、例えば、移転価格税制に係るアドバイス、組織再編に係るストラクチャリング構築、デューデリジェンスなどがあげられます!
【申告書作成業務がメイン】繁忙期・残業のリアルと休暇の取り方
Big4税理士法人には、申告書作成をメイン業務としている部署があります。
法人の決算月は12月や3月に集中していることから、1月から6月が繁忙期になります。
一方で、7月から12月を決算月としている会社は、そこまで多くはないので、比較的落ち着いている時期となっています。
つまり、お察しの通り、
- 1月から6月:とても忙しい
- 7月から12月:比較的落ち着いている
という状況になっております。
働き方にメリハリがついているので、その方がいい、という方にはおすすめだと思います!
ただし、休日出勤の可能性もあるので、ウィンタースポーツが好きな人にとっては、かなり大きいデメリットになってしまいますね。。
【アドバイザリー業務がメイン】忙しさの波と働き方の特徴
一方で、アドバイザリー業務をメイン業務としている部署については、特定の繁忙期というものが存在しません。
「製造業の会社が移転価格について検討をするタイミングは○月」や「M&Aは○月に実施するもの」と決まっているわけではなく、お客様の求めに応じてサービスを提供するため、特定の繁忙期が存在しないわけです!
つまり、いつ忙しくなるかは案件次第、もしくはずっと忙しい、ということすらあり得ます。
働き方としては不規則になりがちですが、「コンサルで働いている」という実感をしやすい業務でもあると思います。
アドバイザリー業務では、規模にも依りますが、3~6名程度のチームで仕事をすることが多いので、融通が利くチームであれば、比較的休みは取りやすいかと思います!
【部署別】Big4税理士法人の残業時間を徹底比較!
申告書業務メインか、アドバイザリー業務メインか、によって働き方が異なることは、イメージ頂けたかと思います!
今度は、それぞれの残業のリアルについて書いていきたいと思います!
申告書作成業務をメインとしている部署・チーム(繁忙期以外)
先ほど記載したように7月から12月は比較的落ち着いている時期になります。
そのため、残業時間はさほど多くないです。
8月頃
例えば、6月、7月から8月にかけては、税理士試験受験のため、1か月から2か月程の休暇を取って、勉強をする人もいます。
そのほかには、有給と祝日を組み合わせて2週間くらい休暇を取得する人もいます!
年明けの1月くらいから、半年近く繁忙期をくぐり抜けているので、長期休暇を取って心身ともにチャージするのは納得ですよね(笑)
9月から11月頃
この時期には、次の繁忙期を見据えて、社内トレーニングが行われます。
例えば、税制改正に関する研修や職位毎に集合して税務の勉強会等が行われます。(これが、意外と量が多いので、結構大変です。)
あとは、この時期に決算期を迎える会社もあるので、そういった会社の申告書作成業務も担当します。ただ、1月から6月の時期と比較すると、そこまで担当件数も多くないので、残業時間は多くても30時間くらいなイメージです。
12月頃
このくらいの時期になると目線は、次の繁忙期に向いています。例えば、12月決算会社の担当者とMtgを実施して、申告書に反映すべき特殊なことが発生していないかを確認したり、前年の申告書作成に使用した基礎資料の確認をして振り返りをしています。
なお、会計事務所では年末調整等を対応することもあるかと思いますが、Big4税理士法人で法人担当をしている人は、年末調整業務は行わないので、そういった忙しさはありません。
そのため、12月頃もそこまで残業は多くなく、多くて30時間前後なイメージです。
加えて、12月決算会社は外資系子会社であることが多く、そういった会社は12月23日頃からクリスマス休暇に入ってしまいます。「お客さんが休みだから、自分たちも休もう!」みたいな感じになることが多いです!
先ほど、「ウィンタースポーツは、中々いけないかも」と言いましたが、この時期であれば、なんとか行く時間を捻出できると思います!
アドバイザリー業務をメインとしている部署・チーム
忙しさは案件次第!
アドバイザリー業務をメインとしている場合には、「案件次第」で忙しさが決まってきます。
そのため、○月が忙しい、とは言いにくいです。。
ただ、スタッフレベルであれば、36協定の範囲内に残業を納める必要がありますので、そこまで残業は多くありません!
私の場合は、月平均で大体40時間程度な気がします。
多い月だと80時間程の残業になることもありますが、それがずっと継続することはありませんし、同僚にもそういう人はいません。
「申告書作成業務をメインとしている部署・チーム」と比較すると、多少、予定の見えなさがネックになるかもしれないですね。。
ただ、冒頭にも記載しましたが、アドバイザリー業務は「コンサルの仕事」感が強いので、申告書作成以外の業務にもチャレンジしたい方にとっては、仕事の幅が広がりますので、いい機会になると思います!(私自身もそう思います!)
ボーナスがおいしい!
「アドバイザリー業務って大変なんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
「その通り、間違っていないです!」
ただ、アドバイザリー業務ならではのメリットもあります!
それは、ボーナスの支給金額が多いことです。
ここでいうボーナスとは、「夏冬〇ヶ月分」というものではなく、業績賞与になります。
法人のなかの部門で、どこが一番ボーナスがいいか、という話題は同僚のかで絶えません。
周りから聞く限り、やはり、ボーナスの金額が多いのはアドバイザリー業務をメインに行っている部署です。
多少の忙しさや、予定の立てにくさはあるものの、稼ぎたい方には非常によい職場だと思います!
【結論】Big4で自分に合う部署は?メリハリ派 vs 稼ぎたい派
今回は、繁忙期以外での残業時間について、記事にしました。
まとめると、
- 申告書作成業務をメインとしている部署・チーム:繫忙期以外は比較的時間に余裕があるため、年間を通して、メリハリをつけた働き方ができる!
- メリット:
- 繁忙期・閑散期がはっきりしており、メリハリのある働き方ができる
- 税理士試験との両立がしやすい
- デメリット:
- 繁忙期は休日出勤の可能性もあり、予定が立てにくい
- 業務が定型的になりやすく、変化が少ない
- メリット:
- アドバイザリー業務をメインとしている部署・チーム:忙しさは、案件次第で、多少不透明な感じは否めませんが、仕事の幅が広がる!
- メリット:
- 様々な業務を経験できるため、仕事の幅が広がる
- 業績賞与の金額が多い
- デメリット:
- 繫忙期以外も残業が多い場合がある
- 忙しさは案件次第なので、先々の予定が立てにくい
- メリット:
と、なります!
「想像していたよりも忙しそう」、「思ったほどでもないかも」と色々な意見があるかもしれませんね。
繫忙期の残業時間に関する記事も書いていますので、ぜひチェックしてみてください!
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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